団体戦であれば間違いなく世界最強で潔癖症である日本人。
男子だってお肌ツルツル。 でも眉毛を剃るのだけはやめてけれ。 だって人相が変わってしまうでしょう。 ヨーロッパに行ったら間違いなくゲイのターゲットになるぞい。 『体臭というものをまったくもたずに生まれたため、悪魔の落とし子として 母親に捨てられ、周囲のものからも疎まれる。 子供たちさえも本能的にこの匂いのない子を仲間はずれにするばかり か、危害を加えようとさえする。 自分の匂いというものをもたないこの奇怪な人物は、そのかわりに並 はずれて鋭敏な嗅覚をもち、それが彼の人生の方向を決定する。 』 いきなりですが、この文面はお客様F様に勧められ置いていかれた、 須賀敦子著 「ミラノ 霧の風景」 というエッセイで、本を開くと十数ページ後にこの文面が登場する。 彼女がミラノに滞在していたとき、買っていた新聞小説に掲載され ていた『香水』という小説から引用されていたものだ。 うーーーん、これは日本人の発想ではとうてい出てこないだろうな・・・・。 わたくしはここを読んだだけでこのエッセイを手にできたことに感謝。 須賀さん、ナイスです! そして主人公の男の子のその後は・・・。 彼はまずやらねばならぬことは、自分の匂いを発見することだった。 自分自身の体臭とはとりもなおさず人間としての匂いなのだ。 その匂いを彼は、 “ネコの糞、かびたチーズ、腐敗した魚のはらわた” で作り上げる。 これを香水にし、この匂いを身につけて歩いたとき、彼ははじめて人々が 彼の存在に反応を示さなくなったのだそうだ。 自分の匂いか・・・・・・。 わたくしが思春期の頃、お袋が膝枕で耳カキをしてもらっていた時の言葉 を思い出したのだ。 「お前は思春期の男の子なのに匂いしないね・・・・・」 そうだ、自分の匂いなんて考えたこともなかった。 でもこの理論で言うとわたくしは “悪魔の落とし子” だったのだ・・・・・・。 どうりで変だと思った! |
先日ブログで書いた内容に間違いがありました。
後志の旅に連れて行ってくれたS氏より指摘がありました。 わたくしが欲しかった車の話です。 スバル360ではなくフィアット500でした。 改めて見るとフィアットですね。 しかも左ハンドルではなですか。 ルパン3世が映画「カリオストロの城」で乗っていたもの。 お詫びしまして修正します。 ちなみにこの車がスバル360です。 ![]() |
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