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刹那的
久々の映画紹介。

師匠パトリス・ルコント監督。

さすが師匠。

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この映画も男と女の話。

愛が時を越えることができるのか、

(燃え上がったところで6年離れます)

そいう奇麗事ではなく、

欲望、欲情(本能が)が時を越えれて持続していられるのか、

男は女を抱きたいと思い続けていられるだろうかなのですよと、

師匠。


アタシ曰く、

6年経ってるからこそ、

いいところで引き離されていますから、

そりゃーーー、抱きたいですわね。

では愛のほうはどうでしょう?

6年離れているわけですから、

遠くの身内より近くの他人ですよね。

この映画ではドイツとメキシコの距離。

しかも第1次世界大戦時ですから、

その間、全く会えないし。

悪気ないけど、

“ひまわり”でもマルチェロ・マストロヤンニ演じた男も、

ロシアの捕虜生活で倒れ助けてくれた女と、

一丁上がりじゃないですか。

離れたところでも、

そりゃーーーエエ相手が、

よりエエ相手に出くわす確立は高いですよね。

しょうがない。


結局人間は、愛で苦しむようになっているのだ。

男と女は刹那的。

無償、無償。

刹那の積み重ねの方が無理が無いし、

結果的にうまくいくちゅーーーもんで。

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【2015/08/19 18:50】 | cinema | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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